気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年7月28日付
●燃料電池に熱い視線、温暖化対策の切り札、各地で導入の動き。環境教育で(朝日・23面)
●「環境税」骨格案固まる。導入急ぐ環境省、産業界反発強め(毎日・29面)
●さいたま地検、警官交通事故再捜査へ、検察審「起訴相当」議決で(毎日・31面)
●首都高台場、料金所強盗32万奪う(毎日・31面)
●日産、韓国市場で販売、来年にも、トヨタ、ホンダ追う(日経・1面)
●国交省、渋滞2.5%削減、数値目標を初設定(日経・3面)
●台湾製スクーター、ヤマハ発が10万円台、低価格競争に拍車(日経・9面)
ひとくちコメント
渋谷の通り魔連続殺傷事件をはじめ、ぶっそうで残虐な殺傷や強盗事件が社会面を賑わせているが、27日の早朝には高速道路にある料金所が強盗に襲われた。きょうの各紙が社会面で取り上げている。
記事によると、場所は東京都港区台場のレインボーブリッジ入り口にある首都高速道路11号台場線上りの台場料金所で、乗用車から降りてきた男が、いきなり料金所の職員に包丁を突きつけ「金を出せ」と脅した。男は職員が差し出した現金約32万円入りの布製の集金袋を奪ってクルマに戻り、料金所を通過して芝浦方向に走り去ったという。
警視庁は強盗事件とみて捜査している。東京水上署の調べでは、男は35歳ぐらいで白っぽい帽子をかぶって白い乗用車で乗り付けたという。1人で勤務していた60歳の職員にけがはなかったのが不幸中の幸いだが、コンビニやパチンコ景品交換所以外にも高速道の料金所までが強盗のターゲットにされるほど殺伐とした世の中に変わってしまったとは……。