他人名義で免許を取得---目的は借金

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千葉県警は28日、消費者金融などから融資を受ける目的で知人の名義を使い、不正に原付バイクの運転免許証を取得したとして、20歳の男を有印私文書偽造、同行使の容疑で逮捕したことを明らかにした。

千葉県警・千葉西署の調べによると、この男は昨年12月3日、アルバイト先で知り合った21歳男性の氏名を運転免許申請書に記載、顔写真は自分のものを使い、原付バイク用運転免許の取得試験を受けた。男は学科試験に合格し、顔写真は自分であるものの、名義人が異なる免許証の交付を受けた。

今年5月になり、名義を勝手に使われた男性が普通自動車免許証の取得を行おうとしたところ、昨年12月に原付バイク用の免許証が交付されているという記録がなされていた。しかし、男性は原付バイクの免許証を取得した経験が無いことから千葉県警・免許課に対してその旨を通報した。

免許課は原付バイク取得の際に提出された申請書を調べたが、男性とは異なる顔写真が添付されていることに気づいた。男性に確認してもらったところ、アルバイト先で一緒だった男だとわかった。

男はすでに免許証を取得しており、取り消された記録などもないことから、運転を行うために不正取得したわけではなく、金融機関に提出する身分証明書として不正取得した免許証を使おうとしていた可能性が高いと判断。男の行方を追っていた。

警察の取り調べに対し、男は不正取得の容疑を認めるとともに、その用途も借金目当てであることを供述している。警察では、不正取得した免許証を使って借金を行っているのかどうかについても厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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