【新聞ウォッチ】ETCの普及策、こんどは首都高など新料金

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気になるニュース・気になる内幕ムム今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年7月30日付

●民主が第一次マニフェスト自動車税一兆円28項目(読売・2面)

●ガソリン、エタノール3%OK、来月から販売許可(読売・2面)

●挑戦します新社長、深谷紘一・デンソー社長23品目でシェア世界一に(読売・8面)

●「車のIT化」先導情報端末、トヨタ、50車種に、規格標準化巡り競争激化(読売・8面)

●4-6月期、ホンダ、当期減益(朝日・8面)

●自工会発表、トラック生産、前年比8%03年上半期(朝日・8面)

●中国の自動車販売、420万台に(産経・8面)

●ETC利用、新料金体系、首都高など「距離制」へ、来年度から段階移行、未装着車「定額制」と混在(東京・1面)

●02年度、道路公団発注先上位50社、6割が“身内企業”(東京・1面)

●トヨタ、営業利益11%減、4-6月円高響く(日経・1面)

●マツダ、クレジットカード発行(日経・15面)

●ダイハツ、「ミラ」リコール(日経・38面)

ひとくちコメント

国土交通省が、首都と阪神の高速道路の通行料金を、自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象に、現在の「定額制」から利用距離に応じて料金を取る「距離制」に段階的に移行する方針を固めた。きょうの東京と日経が一面で取り上げている。第一弾として2004年度から距離利用者の料金割引を検討し、道路公団の民営化スキームがまとまる年末までに、新料金制度の基本的な考え方を決めるという。

首都高などの出口に、走行距離などを確認できる通信機器を設置。いったん入り口で定額の料金を支払ったETC搭載車に対し、700円を300円にしている首都高の高井戸−永福間のように、近距離利用の場合は一定の料金を払い戻す。他方、搭載していない自動車は従来通りの定額料金を支払う混在方式の導入を検討しているという。

車載機の補助金に次ぎ、これも鳴り物入りで導入したETCがいま一つユーザーに受け入れられていない“苦肉の普及策”といえそうだ。

《福田俊之》

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