被害総額1億5000万円!! カーナビ専門窃盗団を逮捕

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京都府警は31日、カーナビのみをターゲットに車上荒らしを繰り返していた窃盗グループ4人を窃盗容疑で、このグループが盗み出したカーナビを買い取って転売していた2人を盗品等有償譲り受けの容疑で逮捕したことを明らかにした。被害総額は1億5000万円に達するものとみられている。

京都府警・山科署の調べによると、窃盗グループを指揮する24歳の男は「カーステレオよりもカーナビゲーションの方が儲けになる」として2001年1月ごろから滋賀、京都、大阪の3府県で仲間3人とともに車上荒らしを繰り返した。クルマのガラスを割り、カーナビを取り外して持ち去るという手口を繰り返すが、ドアの開け方が乱暴であるのに対し、カーナビの取り外し作業が異様なまでに丁寧だったことなど、いくつかの特徴があることから、関西圏の警察では被害車両を見ただけで「あのグループが関与したな」とわかるような状態だったという。

グループは盗んだ品を中古車販売業を経営する31歳の男に転売。この男は仲間1人とともにインターネットオークションなどに盗品を出品し、さらに転売していた。出品時には製造番号などを削り取っていたため、見た目にも盗品とわかるような状態だったが、比較的安価で売りさばいていたとみられ、苦情などから発覚することはなかった。

被害は判明しているだけで1500件、被害総額は破壊されたクルマのドアなども含め、約1億5000万円に達していると推定されており、逮捕された6人も容疑の一部については認めているという。

警察では今後6人を追及し、余罪が無いかを調べるとともに、盗品の流通ルートについても調べを進めていく方針。

《石田真一》

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