投資格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、トヨタ自動車とその子会社の長期債務格付けを「Aa1」から最高の「Aaa」に引き上げたと発表した。
ムーディーズは、1998年8月、トヨタが終身雇用制度を維持していることが将来の経営へのリスクが高いとして格付けをAa1に1段階引き下げた。ムーディーズはトヨタが今後も高い業績と良好な資本構造を維持すると見て、5年ぶりに格付けを引き上げた。
トヨタの事業が地理的に分散しているため、収益やキャッシュフローの変動の影響は軽微としている。また、卓越した財務の柔軟性と債務保護措置が維持され、コストも継続的に削減する能力があると評価したとしている。