関東運輸局がJRバス関東に立ち入り調査

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国土交通省・関東運輸局は19日、運転手が飲酒運転の現行犯で逮捕されたジェイアールバス関東の東京支店に対し、特別監査を行った。この運転手は18日早朝に同支店で出発前点呼を受けており、点呼やアルコール検知がどのように行われたかなどの実態を調べたものとみられる。

ジェイアールバス関東によると、18日午前に静岡県内で飲酒運転を行ったとして現行犯逮捕された32歳の運転手は宇都宮支店に所属し、普段は栃木県内を中心とした乗務に就いている。だが、事件の前日にあたる17日に東京支店が運行するバスの増便に対応するため、通常のシフトから外れる形で同支店に派遣。東京から関東近郊に向かう便の乗務を担当した後、同日夜は東京支店内の宿泊所(仮眠施設)で一泊していた。

18日は午前6時過ぎに出発点呼を受け、割り当てられたバスを運転して東京駅を経由し、静岡県の三ケ日インターチェンジまで向かう乗務に就いていたという。

同社では昨年7月に起きたJR東海バスの飲酒不祥事以降、乗務員の飲酒運転防止に向けた取り組みを行ってきたとされるが、関東運輸局では「アルコール検知は運転手に一任されている」など、いくつかの不手際が生じていたために今回の飲酒運転が行われたと判断。今回の特別監査を行った。

今後は運転手の所属する同社・宇都宮支店への立ち入り調査も行われる見込みで、会社側に不手際が生じていたと確認された場合には厳しい措置が命じられる可能性が高い。

《石田真一》

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