トヨタ系内装部品3社が経営統合で交渉

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車グループの豊田紡織が、トヨタ系シートメーカーのアラコおよびタカニチ(旧高島屋日発工業)と経営統合に向けた交渉を行っていることが20日明らかになった。3社ともトヨタ向けにルーフの内張りやシートなどの内装部品を生産するメーカーで、トヨタの海外展開に対応するには3社の経営統合による体質強化が必要と判断した模様だ。

経営統合の時期などは未定だが、来春が有力視されている。豊田紡織が存続会社となる見通し。アラコは車体メーカーでもあり、トヨタの『ランドクルーザー』、『コースター』などを受託生産している。3社が経営統合する際は、車体部門を他のトヨタグループに譲渡する見通しだ。

3社は今年4月、トヨタの中国生産拡充に対応して天津市に3社と中国・第一汽車グループによる合弁会社「天津英泰汽車装件」を設立している。2005年からトヨタの『クラウン』向けに内外装部品を生産する計画であり、この合弁会社は、経営統合を先取りする形ともなる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  2. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  3. シビック タイプRに本革製ステアリングホイール、ホンダアクセスが純正設定…2026年1月発売
  4. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  5. 「自動車は巨大な動くIoT」SDV時代に高まるサイバーセキュリティとAIの重要性、「オートモーティブ ソフトウエア エキスポ 2025」の見どころをナノオプト・メディア大嶋社長×レスポンス編集長が語るPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る