今度は宇都宮支店に特別監査---JRバス飲酒運転

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国土交通省・関東運輸局は21日、東名高速道路で路線高速バスを飲酒運転したとして現行犯逮捕された32歳の運転手が所属するジェイアールバス関東・宇都宮支店への特別監査を実施した。運転手の勤務実態などを調べることを目的としている。

関東運輸局が行う特別監査は19日に行われた同社の東京支店に続き、今回が2回目となる。逮捕された運転手は宇都宮支店に所属し、事故当日は普段のシフトを外れる形で乗務していたとされる。

だが、運輸局に対しては「普段どおりのシフト勤務に就いている際、事故を起こした」との情報も寄せられており、今回の監査では運転手の勤務状況の確認や、アルコール検知をどのように実施していたかなどをチェックするという。

これまでの監査では、本社側が「行っている」としていたアルコール検知テストが東京支店では運転手全員を対象に行われておらず、前日に飲酒を行ったと自己申告した運転手が任意で行っていたことが判明している。逮捕された運転手は事件当日にアルコール検知検査を実施していなかったとみられ、会社側の主張と事実が異なる可能性が高くなっている。

こうした事情もあり、関東運輸局では「当日は通常のシフトを外れた状態で勤務していた」ということが事実なのかを含め、運行記録などを押収して調査を進めるとしている。

《石田真一》

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