レッカー移動されて激怒---警察からクルマ奪還

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大阪府警は23日、レッカー移動された自分のクルマを保管場所とされていた警察施設の駐車場から強引に奪還したとして、32歳の男を窃盗容疑で逮捕した。

大阪府警・駐車対策課の調べによると、奪還事件が起きたのは22日の午後5時20分ごろだという。大阪市内からレッカー移動されてきたクルマを管理している大阪府警・ミナミクリアウェイセンターの地下駐車場に男が侵入し、保管中のクルマを奪って逃走した。居合わせた職員2人が制止しようとしたが間に合わず、クルマはそのままスピードを上げ、料金所の開閉バーを破壊して走り去った。

警察では保管車のナンバー記録から、このクルマの所有者が持ち出したものと判断。大阪府松原市内にある男の自宅に向かったところ、男がクルマを持ち出した容疑を認めたため、23日に窃盗容疑で逮捕している。警察での取り調べに対し、男は「ハローワークに職探しに行っていた際、警察が勝手にレッカー移動していたことに気づき、むしゃくしゃしてやった」と供述しているという。

ミナミクリアウェイセンターでレッカー移動されたクルマについては、職員が勤務している時間帯は車輪止めなどを装着する措置を取っていなかったが、駐車対策課では「今後はこうした奪還を想定し、昼間も車輪止め装着を実施する必要があるかもしれない」と、警戒を強めている。

同様の事件は東京で頻発していたが、大阪ではあまり例がないようだ。

《石田真一》

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