自動車メーカー大手3社の7月の海外生産は北米を中心に大幅に増加、いずれも同月の過去最高を記録した。トヨタ自動車と日産自動車は北米をはじめ、全地域での生産がプラスとなっており、海外販売の好調を裏付けている。
各社のまとめによると、同月の海外生産はトヨタが前年同月比23.7%増の20万8301台、ホンダが19.9%増の14万2645台、日産が41.1%増の12万2096台と、いずれも高い伸びとなった。トヨタは19カ月連続、ホンダは31カ月連続で前年同月実績に対してプラスを維持している。
日産は、ミシシッピ州キャントン工場が本格的に立上がったことから米国生産は93.0%増の4万1684台と倍近い伸びになった。米国生産の単月実績としては過去最高を記録した。このほか、『マイクラ』(日本名『マーチ』)が好調な英国の生産も38.3%増の2万8194台と高水準だった。