ビルに駐車場が無い---駐車違反を会社が推奨

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京都府警は4日、入居するビルに専用の駐車場が無いという理由から、営業用の車両を恒常的に路上駐車していたビルメンテナンス会社の30歳支店長を道路交通法違反(放置駐車容認)の容疑で3日までに書類送検していたことを明らかにした。

京都府警・駐車対策課、同・九条署の調べによると、この会社は2000年1月に京都市南区東九条西山王町(JR京都駅前)のビルに京都支店を設置してからの3年間、「ビルに専用の駐車場が確保できず、離れた場所に置くと取りに行くことが面倒になる」との理由から恒常的に路上駐車を繰り返していた疑いが持たれている。

この会社の社員が営業車を違法駐車していたのは、京都市内でも有数の交通量を誇る烏丸通で、多いときには10台近くの車両を駐車させることがあった。路上駐車のために渋滞が発生することも珍しくなく、警察には「どうして取り締まりをしないのか」という苦情が寄せられていた。

警察では7月下旬から8月上旬までの間、この会社の車両が常に置かれていることを確認。駐車違反で摘発した社員からの事情聴取で会社側が路上に駐車することを容認しているとの供述が得られたため、支店長を放置駐車容認で書類送検することを決めた。

《石田真一》

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