タイヤをパンク、スリルを感じるため…常習に

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神奈川県警は4日、住宅地の駐車場に侵入し、クルマのタイヤを手当たり次第にパンクさせていたとして窃盗容疑で逮捕した43歳の男が「スリルを求めて犯行を繰り返した」という内容の供述を行っていることを明らかにした。

神奈川県警・保土ヶ谷署の調べによると、横浜市保土ヶ谷区内では今年に入ってから駐車場に止められたクルマを狙い、手当たり次第にタイヤをパンクさせていくという犯行が頻発。1月から8月までの間におよそ80件の事件を確認している。このため、同署では犯行が集中している深夜から早朝に掛けての時間帯を中心にパトロールしていた。

そして2日の未明に保土ヶ谷区常盤台の駐車場で後輪がパンクしたクルマを発見。周辺を捜索したところ、不審な行動する男を発見。職務質問を行うと男が千枚通しを所持していたことがわかり、タイヤをパンクさせた容疑も認めたために器物損壊容疑で逮捕した。

男は、持っていたバッグの中に、千枚通し以外に鉄製の空き缶を加工して作ったとみられる“まきびし”を所持していたことも判明。事情聴取に対しては「見つかるかもしれない、追いかけられるかもしれないというスリルがたまらなくて、それを求めて犯行に及んでいた。もう4〜5年やっている」など、常習性をうかがわせる供述も行っている。

警察では男の余罪を追及するが、複数の容疑者が存在する可能性もあることから今後もパトロールは継続していく方針を示している。

《石田真一》

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