タイヤをパンク、スリルを感じるため…常習に

自動車 社会 社会

神奈川県警は4日、住宅地の駐車場に侵入し、クルマのタイヤを手当たり次第にパンクさせていたとして窃盗容疑で逮捕した43歳の男が「スリルを求めて犯行を繰り返した」という内容の供述を行っていることを明らかにした。

神奈川県警・保土ヶ谷署の調べによると、横浜市保土ヶ谷区内では今年に入ってから駐車場に止められたクルマを狙い、手当たり次第にタイヤをパンクさせていくという犯行が頻発。1月から8月までの間におよそ80件の事件を確認している。このため、同署では犯行が集中している深夜から早朝に掛けての時間帯を中心にパトロールしていた。

そして2日の未明に保土ヶ谷区常盤台の駐車場で後輪がパンクしたクルマを発見。周辺を捜索したところ、不審な行動する男を発見。職務質問を行うと男が千枚通しを所持していたことがわかり、タイヤをパンクさせた容疑も認めたために器物損壊容疑で逮捕した。

男は、持っていたバッグの中に、千枚通し以外に鉄製の空き缶を加工して作ったとみられる“まきびし”を所持していたことも判明。事情聴取に対しては「見つかるかもしれない、追いかけられるかもしれないというスリルがたまらなくて、それを求めて犯行に及んでいた。もう4〜5年やっている」など、常習性をうかがわせる供述も行っている。

警察では男の余罪を追及するが、複数の容疑者が存在する可能性もあることから今後もパトロールは継続していく方針を示している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る