信号無視を悪びれず---危険運転致死容疑を適用

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山梨県警は5日、速度を超過した状態で赤信号を無視して交差点に進入、原付バイクと衝突する事故を起こし、このバイクを運転していた18歳の男性を死亡させたとして業務上過失傷害の現行犯で逮捕された男の容疑を危険運転致死に変更し、4日に書類送検したことを明らかにした。

山梨県警・塩山署によると、3日の午前1時40分ごろ、塩山市上於曽の市道交差点で青信号で進行していた18歳の男性が運転する原付バイクの側面に、信号を無視した状態で走ってきた乗用車が衝突した。

男性は転倒した際に頭などを強打しており、病院に収容されたが、事故から5時間後に死亡している。

警察では信号を無視して交差点に進入してきたクルマを運転していた26歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(信号無視)の現行犯で逮捕した。

後の調べて、この男は信号を無視しただけではなく、見通しの悪い交差点に70〜80km/hという比較的速い速度で進入したことがわかった。制限速度を20km/hオーバーした状態だったが、男は前方信号が赤信号にも関わらず、それを気にすることなく走っていたと供述した。

警察では被害者の死亡を受け、容疑を業務上過失致死とする予定だったが、信号の無視を悪びれる様子が無かった男の運転は悪質と判断。危険運転致死容疑の適用を決めた。なお、山梨県内で危険運転致死容疑が適用されるのは今回が初めてとなる。

《石田真一》

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