元教習所校長、卒業証明書の不正発行認める

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暴力団の関係者から求められるまま、実際には教習を受けていないにも関わらず、自動車学校の卒業証明書を発行していたとして、虚偽有印公文書作成の罪に問われた40歳の元校長に対する初公判が10日、奈良地裁葛城支部で開かれた。被告は起訴事実を全面的に認めている。

起訴状によると、この元校長は、学校のオーナーである60歳の男と共謀し、暴力団員からの依頼を受ける形で実際には同校での教習を一切受けていないにもかかわらず、試験場での実技試験が免除される卒業検定合格書(卒業証明書)を作成し、これを1人あたり30万円で売買していた。

これまでの調べで少なくとも10人にこうした虚偽の証明書を交付、数人はこの証明書を使って免許証の取得も行っていた。

被告は起訴事実について「間違いありません」と全面的に認めており、争う姿勢は見せていない。弁護側は「実質的に依頼の取りまとめをしていたのは教習所のオーナー」と主張しており、並行して進められる他の被告の公判の流れが注目される。

《石田真一》

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