被害者を眺めて喜ぶ---悪趣味な愉快犯

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15日深夜、埼玉県さいたま市で、帰宅途中の女性がすれ違ったクルマに乗った若い男から催涙スプレーのようなものを浴びせかけられるという事件が起きた。クルマはそのまま逃走しており、警察では傷害事件として逃げたクルマの行方を追っている。

埼玉県警・浦和署によると、事件が起きたのは15日の午後11時15分ごろだという。

さいたま市南区文蔵付近の市道を帰宅するために歩いていた56歳の女性に対し、前方からゆっくりとしたスピードで走ってきたワゴン車の助手席から若い男が手を伸ばし、この女性に向かって催涙スプレーのようなものを噴霧。

その直後にクルマはスピードを上げて現場から逃走した。女性は目の痛みを訴えており、炎症などで全治4日間程度の軽傷を負っている。

警察では悪質な傷害事件と断定し、逃げたクルマの行方を追っている。

現場はJR南浦和駅の近くで、周辺ではこれまでにもクルマに乗った若い男が歩行者に向かって催涙スプレーを噴霧するという事件が何件か発生している。いずれも車内から手を伸ばし、歩行者に向かって吹きかけるというものだ。

襲撃はするが何も盗らずに逃走するというのもひとつの特徴であることから、スプレーを浴びて倒れる被害者を眺めることを目的とした一種の愉快犯である可能性が高いとみている。

《石田真一》

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