揮発性物質が原因の「SPM」増加? ---環境省の調査

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環境省は、2000年度の浮遊粒子状物質(SPM)の発生源別割合を試算した結果を公表した。それによると、排出が規制されていない揮発性有機化合物(VOC)から発生するものの割合が多く、SPMを増加させた。

SPMとは、PM(粒子状物質)よりも、さらに粒径が小さいため、大気中に浮遊しているもの。人間が吸いこむと、肺の奥深くまで到達するため、PMよりも健康被害大きいと言われている。環境省では、VOCが原因のSPMが増えていることに対応し、さらに調査を進めていく方針という。

環境省が今回発表した調査結果によると、関東地域の自動車排出ガス測定局では、自動車などの「移動発生源」が52.3%、工場などの「固定発生源」が25.3%、自然界由来が22.4%だった。このうち、VOC由来の2次粒子は、移動発生源で3.2%、固定発生源で8.2%だった。

《編集部》

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