【駐禁取り締まりが変わる】その6---具体的な取り締まりのイメージ

自動車 社会 社会

提言では、ご丁寧にも「取り締まりの具体的なイメージ」を盛り込んでいる。それによると、まず都道府県警察がそれぞれの違法駐車実態などを踏まえて取り締まりを委託するエリアを決定。入札などで業者を選ぶ。

委託エリアは「少なくとも市町村程度の広域性は確保すべきだが、場合によってはバスレーンなどに特化した委託も考慮されて良い」という。また、公平性や透明性を確保する一環として、警察単位で取り締まり場所や時間帯などを定めた「ガイドライン」を策定して公表するという。

で、委託を受けた業者は、資格を持つスタッフに地域内を巡回させ、ガイドラインに沿って違法駐車車両を見つけると、デジカメで違反の事実を証拠として撮影し、このほかの証拠資料とともに、ネットなどで警察に資料を送る。

情報を受け取った警察では、違反が成立するかどうかを判断するだけ。制裁金の納付書類作成・送付やデータ入力などは業者が行う。で、違反者には後日、制裁金の納付通知がいく、というわけだ。

制裁金を滞納するとどうなるか? 実はまだハッキリとは決まっていない。強制徴収という手もあるが、なにせ駐車違反は件数が膨大で、そんなことをやっていると制度改革の効果が半減する。そこで警察庁は、滞納している使用者名義の車検を拒否するなどの案を検討中だが、実現には国土交通省などとの調整が必要だ。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る