交通トラブルの末に隣人を射殺

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20日夜、京都府京都市山科区内で、63歳の男が自宅から猟銃を持ち出し、向かいに住む35歳の男性の頭を撃ち、射殺するという事件が起きた。男も警察への通報後、自分の体を撃ち抜いて自殺している。

駐車を巡るトラブルが発端とみられており、警察では関係者から事情を聞いている。

京都府警・山科署の調べによると、事件が起きたのは20日の午後8時ごろとみられる。京都市山科区大塚野溝町に住む62歳の女性から「夫が猟銃で人を撃った」という内容の110番通報が寄せられた。

オペレーターが女性に落ち着くように促していたところ、電話は男の声に変わり、「今、人を殺してきた。責任は取る」などと言い、直後に電話が切られたという。

警察官が現場に急行すると、通報を行った家では63歳の男が猟銃で自分の胸を撃ち抜いて、その向かいにある住宅の前で35歳の男性が頭を撃たれ、共に死亡していた。2人とも即死だったとみられている。

死亡した2人の間には1年ほど前からクルマの駐車を巡るトラブルがあったと言われている。射殺された35歳の男性は電気工事業を営んでおり、仕事で使うクルマを路上にはみだささせるように駐車していた。

猟銃を持ち出した男はこれが我慢できず、男性に対して毎日のように苦情を言っていたという。当日も「またそこに止めるのか」と声がした後、しばらく口論が続き、やがて銃声が響いたという。

男性を射殺し、その後に自殺した男は地元猟友会のメンバーで、1975年に京都府公安委員会から散弾銃2丁の所持許可を受けていた。

警察では被疑者死亡のまま、男を殺人容疑で送検する方針。

《石田真一》

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