【GT4・プリウストライアル】何が、どう変わったのか---最速インプレッション

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【GT4・プリウストライアル】何が、どう変わったのか---最速インプレッション
【GT4・プリウストライアル】何が、どう変わったのか---最速インプレッション 全 5 枚 拡大写真

『GT4・プリウストライアルバージョン』の運転感覚はルポカップ・トレーニングバージョンほどシビアではないが、しっかりした操作が要求される。画面にはプリウスではおなじみのハイブリッドシステム動作画面も画面左下に表示されており、アクセルを抜けば右下の瞬間燃費計の数字がどんどん跳ね上がっていく。数字は99.9まであるが、この状態ではガソリンを一滴も使用していない、つまり電気モーターのみで走っているということになる。

走行できるコースは筑波サーキットのみだが、画面などはGT3をベースとしたルポカップ・トレーニングバージョンとは比較にならないほど美しい。リプレイ画面だけではなく、プレイ中の画面も美しいということにはただ驚かされる。

面白いのはS-VSCが装備されていることで、これをONにしていれば多少無理な運転をしても挙動が乱れない。だが、OFFにしてしまった場合には明らかに滑っていると感じる。このあたりの動作ロジックは本物をサンプリングしており、井上雅央・第2トヨタセンター製品企画チーフエンジニアは「実車で走っても同じような状態になる」と説明する。ON/OFF両方を味わえるので、S-VSCの有効性を感じたなら「S」で商談を進めていたとしても、やっぱり「G」で…と言いたくなるかもしれない。

1周のラップタイムは1分26秒程度だが、これはノーマル状態のプリウスの実車を筑波で走らせた場合とほぼ同じで、「違いはコンマ数秒の世界になる(山内シニアバイスプレジデント)」という。燃費に関しても同様で、井上チーフエンジニアは「正直、ゲームがここまで再現できるとは思わなかった。挙動も全く同じ。車両開発者の僕が言うんだから間違いない」と絶賛している。

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《石田真一》

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