「私の運転に御意見ください」……飲酒ドライバー用ステッカー?

自動車 社会 社会

飲酒運転が重大な社会問題であるのはアメリカも同じ。そこで、飲酒運転をくり返すドライバーに対し、まさに「究極」とも言える対処法を提案している判事がいる。

この判事は、フロリダ州エスカンビア郡の地方裁判官、ウィリアム・ホワイト氏。エスカンビアはペンサコーラのような大都市を含む地域だ。ホワイト氏が飲酒運転ドライバーに対して命じたのは、「私の運転に御意見ください」という言葉と、無料通話番号、さらに「判事が知りたがっています!」と書かれたステッカーを車に貼る、というもの。

この、御意見ステッカーは、運送会社のフレイトトレイラーなど商業用車にはよく見られるもの。雇用者がドライバーがきちんと安全を守っているかをチェックするために導入されたシステムだ。

ホワイト判事は、今回の命令について、「社会の中にモニターシステムを作るだけではなく、こうした厳しい措置が飲酒運転抑制となることを願っている」と説明した。

現在この判決を言い渡されているのは4人で、いずれもステッカー代として50ドルを別途請求されている。今後この命令の是非をめぐって争われるのは確実だが、この「見せしめ」罰則、意外に効果大かもしれない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「盤石シャシー」に「装甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  2. 「他人事ではない」トランプ高関税の影響、ステランティス1~6月期の最終損益4000億円の赤字見通し[新聞ウォッチ]
  3. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  4. レクサス『LC』の特別仕様「最高峰」モデルに「美しすぎる」「マットカラーたまらん」など絶賛の声
  5. スバルが小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』を発表…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る