交通事故ワーストは今年も北海道

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北海道警は29日、28日の午前0時時点での交通事故死亡者数がそれまでほぼ横並びだった埼玉県を抜き、全国ワースト1になったことを明らかにした。速度超過を起因とする事故が増加していることから、秋の全国交通安全運動期間中の残る2日間は「スピードは控えめに」と注意を呼びかけていく。

これは北海道警・交通部の集計によって明らかになったもの。27日午前0時の時点では、道内での交通事故死亡者は264人で、埼玉県と並ぶ全国最多死者数となった。28日午前0時までに3人が事故で死亡し、この段階で267人となった。

ライバル(!?)の埼玉県は266人に留まり、昨年よりは113日遅くなったものの、今年も交通事故死亡者数全国ワースト1にランクされてしまった。現在のペースで進めば、全体的な数は昨年よりは減るものの、今年も年間ワースト1位、そして12年連続という悪しきトップの座は返上できそうにない。

事故原因として最も多いのは速度超過によるもので、札幌などの都市圏よりも郊外で目立つという。また、高齢者が巻き込まれる事故も多く、この二つを減らすことができれば死者数の減少につながるのではないかという期待もある。

事故数も秋から冬に掛けて急上昇するというのが例年のパターンであり、今からの数カ月で取り締まりを強化して事故の要因となるファクターを潰していくことが急務としている。

道警では秋の全国交通安全運動期間中の残る2日間を使い、ドライバーに対して「速度超過の防止」を徹底させる方針だ。

《石田真一》

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