監禁事件と公務執行妨害事件がつながった

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28日夜、大阪府大阪市都島区内の国道1号線で、追い越しを巡るトラブルから18歳の男性が拉致されるという事件があった。男性は事件発生から約3時間後の29日未明になって同市此花区内で解放されたが全治2週間程度の軽傷を負った。

別件の公務執行妨害事件で現行犯逮捕されたペルー国籍の男がこの男性のバイクを乗りまわしていたことがわかり、警察ではこの男が事件に関与している可能性が高いとして厳しく追及していく方針だ。

大阪府警・都島署のの調べによると、発端となる事件は28日の午後8時45分ごろに発生している。都島区東野田5丁目付近にある国道1号線の交差点で、バイクに乗った18歳の男性が信号待ちをしていたところ、後方から走ってきた別のバイクを運転しいた男が言いがかりをつけた。

2人はその場で口論となったが、その直後に割り込むようにしてきた白いワゴン車に乗った男が男性を殴打。そのまま車内に押し込むようにして現場から走り去った。

事件発生から約3時間後の29日午前0時ごろになって男性は大阪市此花区内で解放されたが、車内でも複数の男たちから殴打され、バイクも奪われたと警察に被害を届け出た。

男性は警察に対し、事件発生の直前にノロノロ運転をしていたワゴン車を追い抜いたことや、交差点で口論となった男がそれに対して言いがかりを付けてきたと証言。このことから警察ではクルマの追い越しを巡る交通トラブルを発端とした事件と断定し、逃げた男たちを逮捕監禁と強盗傷害容疑で追うことになった。

これと前後する29日の午前0時ごろ、大阪市北区内の市道をバイクで走行中に一時停止違反を行った男をパトロール中の天満署員が発見。職務質問を行おうとしたところ、男が警察官は警察官を突き飛ばし、逃走を試みた。

別の警察官が男を取り押さえ、公務執行妨害の現行犯で逮捕したが、この男が乗っていたバイクは、拉致監禁された男性が事件発生当時に乗っていたものであることが判明した。

警察では逮捕したペルー国籍を持つ21歳の男が拉致事件にも関与した疑いがあり、その発覚を恐れて警察の職務質問から逃れようとした可能性も高いとして、男を厳しく追及し、逃げている仲間の行方などを厳しく追及するとしている。

《石田真一》

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