【トヨタ『アベンシス』発表】ベクトラ、パサート、相手に不足無し

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【トヨタ『アベンシス』発表】ベクトラ、パサート、相手に不足無し
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トヨタのイギリス工場で生産され、日本に輸入されるトヨタのヨーロッパ戦略車となる『アベンシス』には、ヨーロッパで鍛え上げられた走りと、日本車の品質の高さが融合されている。

アベンシスはデザインから公道テストも含め、開発のほとんどをヨーロッパで行ってきた。開発と生産を行ったTMUK(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・UK)会長のアラン・ジョーンズ氏は「デザインを決めるには1万7000時間もの時間をかけて開発を行った」と語る。

「さらにテスト走行は6万kmを走り、100%満足できる走行性能に仕上げることができた。そして製造過程では、日本からの意見を取り入れ、徹底した品質チェックを行うことで、完成度の高いクルマを作り上げることに成功した」とアベンシスに強い自信を見せていた。

事実アベンシスはヨーロッパで、オペル『ベクトラ』やVW『パサート』といった強力なライバルのいるクラスで、高い評価を得ている。ヨーロッパでの初年度販売目標である10万台のうち、すでに予想を上回るペースで7万台の受注を記録している。

発表会冒頭に登場した、張富士夫社長も「アベンシスは欧州車にこだわりを持った方はもちろん、クルマに対し新しい価値観を必要とする方にも、満足していただけるクルマだと自負している」とアベンシスの完成度に対し、自信のコメントを残した。

トヨタがヨーロッパでのシェア拡大のために、本腰を入れて開発を行ったアベンシスが日本市場でどのように評価されるかに注目したい。

《岡島裕二》

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