【東京ショー2003出品車】ホンダ『HSC』---次期NSXへの期待感

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2003出品車】ホンダ『HSC』---次期NSXへの期待感
【東京ショー2003出品車】ホンダ『HSC』---次期NSXへの期待感 全 3 枚 拡大写真

次期『NSX』のスタディと言われるホンダのコンセプトモデル『HSC』=ハイスピード・コンセプト。マシンを自在に操る感動とスポーツカーの楽しさをあらゆる人に届ける、というのが根本思想だという。

全長4250mm×全幅1900mm×全高1140mmというディメンションはまさにスーパーカーのものといえるが、一方で誰にでも操れるというイージードライブ性も重視されるものと思われる。

HSCのエンジンは現行NSXと同様V6横置きだが、排気量は3.5リットルに拡大され、最高出力も300psオーバーとなる見込みだ。シフトは素早い変速を可能にするダイヤル式で、ステアリングにはレーシングカーのようにパドルシフトスイッチも備えられる。サスペンションは前後ダブルウィッシュボーンで、現行型より車幅が広がる分、リアサスのディメンションは大幅に改善された模様だ。

インテリアはカーボン、カラードアルミなどの素材を多用したモダンなもので、この種のモデルにありがちなノスタルジックな演出は薄い。HSCはそのままの姿で市販されるわけではないが、同車の出品で、次期NSX登場への期待感は大いに高まったと言えるだろう

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「変形ロボじゃん」可変カウル装備の新型BMW『R 1300 RT』にファン驚愕
  2. 日産『テラノ』が4年ぶり復活!? ブランド初のPHEVクロスオーバーSUV
  3. 「日本仕様もこのままで!」“2つの顔”を持つ新型トヨタ『カローラクロス』にSNS興奮
  4. ホンダ『レブル250』と「Eクラッチ」の相性は? “立ちゴケ”ともサヨナラ、その優等生ぶりに驚いた
  5. 自動車7社決算分析、「稼ぐ力」首位はスズキの11%、2位トヨタを上回る[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  2. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  3. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る