気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年10月15日付
●東京モーターショー24日から、「夢」より身近「近未来」カー(読売・13面)
●藤井総裁が「聴聞公開を」国交省に申し入れ「堂々と反省したい」(朝日・1面)
●アルミ各社、生き残り懸命、車の部品へ軸足(朝日・13面)
●衆院選、小泉首相、高速道路無料化を重点批判(毎日・2面)
●携帯電話の過剰機能に苦言、鈴木修・スズキ会長(産経・11面)
●トヨタ「レクサス」のコンセプトカーを出品(東京・8面)
●本社調査「知の潜在力」トヨタ首位(日経・1面)
ひとくちコメント
「第37回東京モーターショー」の公開日まで1週間余り。15日からはマスコミ報道も解禁され、きょうの各紙は自動車メーカーが出展する最新鋭車の傾向記事が紙面を飾っている。
読売は経済面で「これまでのショーでは『未来の夢の車』が多く登場してきたが、今回は『ごく近未来』に市販される可能性がある実用車が数多い点が特徴だ」と報じた。朝日は「IT活用エコカー競演、端末で経路情報交換も」というタイトルで最先端技術を紹介している。
毎日も「『環境』テーマに競演」、東京は「燃料電池車、遊び心…」、産経は1面に「近未来へ挑む車」として、三菱とトヨタのコンセプトカーをカラー写真で掲載するとともに、経済面で「クルマ社会の明日が見える、環境テーマ、競う技術」という見出しで各社の出展傾向を報じている。
日経は「クルマが変わる」という企画特集を連載、きょうは「ハイブリッド車」を取り上げている。
新聞報道で見る限り、今回のショーは「近未来」、「環境・エコカー」、「IT技術」がキーワードになっているようだ。