国内販売は最大のリスク---日産が目標を下方修正

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日産自動車のカルロス・ゴーン社長は16日の記者会見で、2003年度の国内販売目標を当初の86万7000台から83万7000台への3万台下方修正したと発表した。

同社の上半期(4〜9月)の国内販売は前年同期比0.9%増となっている。ゴーン社長は「小型車が予想以上に売れるなど車種構成が当初の予測から大きく変わった」と下方修正の理由を説明した。

また、「販売効率のアップが目標レベルまで行っていない」(ゴーン社長)ことや「販売競争が予想以上に厳しくなってきた」(同)ことも理由に挙げた。日産は『マーチ』と『キューブ』というスモールカーの販売が健闘しているものの『ティアナ』など高付加価値の新モデルがいまひとつ振るっていない。このため、「利益重視」というゴーン社長の方針により手堅い販売方針を選択した。

ゴーン社長は、今後の業績の最も大きなリスクとして「日本市場の販売台数および販売ミックス(車種構成)」と、指摘した。日本市場での下方修正分は、米国(1万8000台上乗せ)と一般海外地域(1万2000台上乗せ)でカバーする計画。このため、今年度に304万台という当初の計画は据え置いている。

《池原照雄》

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