日本・メキシコFTA交渉決裂、自工会会長がコメント

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日本自動車工業会は、日本・メキシコのFTA(自由貿易協定)締結に向けた交渉が、物別れに終わったことについて「合意にいたらなかったことは、誠に残念である」とする、宗国旨英会長名のコメントを発表した。

日本・メキシコ政府間のFTA交渉は、16日までの協議で、双方の意見の隔たりが埋まらず時間切れとなった。自工会は、今回のFTA交渉に際して、メキシコが日本車にかけている関税の撤廃を要望していた。合意が先送りとなったことで、当面は、日本からの輸入車に対し、これまで通りの関税が課されることになる。

日本の大手メーカーは、メキシコに生産拠点を持つほか、米国生産拠点からの輸出も行っているため、日本からメキシコへの輸出台数は、そう大きくない。ただ、高級車などは、日本から輸出されているケースが多く、関税面で、欧州車などと比べ、不利な状況になっている。

このため、自工会会長コメントでは「引き続き、早期に日本・メキシコ間の協議を再開・継続し、協定が早期に合意することを期待したい」としている。

《編集部》

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