日本・メキシコFTA交渉決裂、自工会会長がコメント

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車工業会は、日本・メキシコのFTA(自由貿易協定)締結に向けた交渉が、物別れに終わったことについて「合意にいたらなかったことは、誠に残念である」とする、宗国旨英会長名のコメントを発表した。

日本・メキシコ政府間のFTA交渉は、16日までの協議で、双方の意見の隔たりが埋まらず時間切れとなった。自工会は、今回のFTA交渉に際して、メキシコが日本車にかけている関税の撤廃を要望していた。合意が先送りとなったことで、当面は、日本からの輸入車に対し、これまで通りの関税が課されることになる。

日本の大手メーカーは、メキシコに生産拠点を持つほか、米国生産拠点からの輸出も行っているため、日本からメキシコへの輸出台数は、そう大きくない。ただ、高級車などは、日本から輸出されているケースが多く、関税面で、欧州車などと比べ、不利な状況になっている。

このため、自工会会長コメントでは「引き続き、早期に日本・メキシコ間の協議を再開・継続し、協定が早期に合意することを期待したい」としている。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  2. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  3. シビック タイプRに本革製ステアリングホイール、ホンダアクセスが純正設定…2026年1月発売
  4. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  5. 「自動車は巨大な動くIoT」SDV時代に高まるサイバーセキュリティとAIの重要性、「オートモーティブ ソフトウエア エキスポ 2025」の見どころをナノオプト・メディア大嶋社長×レスポンス編集長が語るPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る