【東京ショー2003速報】オート三輪が蘇った?……ヨーロッパから

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2003速報】オート三輪が蘇った?……ヨーロッパから
【東京ショー2003速報】オート三輪が蘇った?……ヨーロッパから 全 2 枚 拡大写真

自動車やモーターサイクルのメーカーから、さまざまな開発業務を受託している株式会社動研(静岡県浜松市)は、ヨーロッパのコーチビルダーが販売する商品の輸入元としても活動している。今回のカロッツェリア・コーナーでは、モーターショー初出品となる2車を展示している。

展示されている2台はどちらも3輪車。イギリスのグリナル・スペシャリスト・カーズ社が発売している『スコーピオンIII』はBMW・K1200RSのエンジンとドライブトレーンを使用したスポーツカー。130bhpを発生する1171cc直列4気筒のエンジンをキャビン後方に搭載し、乾燥重量は390〜425kgと超軽量。

屋根や幌は装着できず、ドライバーが雨ざらしになるのはモーターサイクルと同様。スコーピオンIIIは動研がインポーターとなり、BMWモーターサイクル専門ディーラーのDATZで販売されている。価格は通常モデルは420万円、リバースギア装着車が450万円。

もう1台はスイスのARMEC社が開発した『シティ・モービル』。こちらは前1輪、後2輪というかつてのオート3輪のレイアウトが採用されたコミューターで、コーナーリング時の安定性を確保するためにキャビンが左右にリーンする(傾く)のが特徴。前輪の脇にエンジンを搭載したFWDで、後輪の上は荷室になっている。

まだプロトタイプの段階だが「メカニズムは完成しており、環境さえ整えばすぐにでも量産できる状態だ」と動研の安藤英世・代表取締役は説明する。つまり資金さえあれば生産できるということだそうで、動研では現在、出資してくれる事業者や投資家を募集している。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る