タクシー強盗事件発生、いやいや実は…

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大阪府警は7日、生活に困って、乗り合わせたタクシーの運転手に懇願し、実際には起こしていないタクシー強盗事件の通報をしてもらい、警察に逮捕させていたとして32歳の男を軽犯罪法違反(虚偽申告)の罪で起訴していたことを明らかにした。警察では「ある意味、前代未聞の事件だ」と話している。

大阪府警・南署の調べによると、この事件は10月28日に発生している。62歳の男性が運転する個人タクシーに京都市内から乗り込んだ32歳の男が、この運転手に対して「刑務所に入りたいんや。俺が強盗事件を起こしたことにして警察に通報してくれ、後生やから」などと懇願した。

運転手はこれを聞き、当初は困惑していたが、男の話を聞いて同情し、一芝居打つことを決断。大阪市中央区内まで走り、その段階で「乗客の男に襲われている、助けてくれ」と110番通報を行った。男は通報を受けて駆けつけた警察官に強盗の現行犯で逮捕され、そのまま南署に連行された。

しかし、取り調べの際、この男の供述と、被害者であるタクシー運転手の供述にズレがあることに気づいた捜査員が男を追及したところ、実際には強盗事件を起こしておらず、虚偽の通報を運転手に頼んでいたことをみとめた。

男は現金をほとんど所持しておらず、刑務所に行きたいという目的も「食べるものに困らないという大きな目的があったから」と供述している。

警察では男を強盗容疑ではなく、軽犯罪法違反(虚偽申告)の疑いで送検した。虚偽の通報を行った運転手に対しても同容疑で書類送検する方針だ。

《石田真一》

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