タクシー強盗が急増---9月までで昨年1年間の総数に近づく

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警察庁は11日、都市部におけるタクシー強盗の発生件数が今年に入ってから急増し、1月から9月までの間に158件も起きていたことを明らかにした。

昨年1年間の総発生件数が168件だったことを考えれば、今年はその数を上回ってしまうことはほぼ間違いないとみられている。

これは警察庁が全国の警察本部から集めたデータを基にまとめたもの。今年1月から9月までの間に発生したタクシー強盗の件数は158件。昨年の同期(1-9月)に発生した件数が112件、1年間の総数が168件だったことを考えれば「急増」と言っても過言ではない。発生件数の増加に対し、検挙率は下がっており、今年の検挙率は34.8%と低迷している。

大都市圏で多く発生しているのも特徴のひとつで、ワースト3は東京の60件、次いで大阪の23件、福岡13件となっている。手口も凶悪化しており、運転手が持つ携帯電話を奪って連絡手段を絶つといったケースもある。

警察庁ではタクシー業界の団体などに対して警戒を呼びかけるとともに、関係省庁を集めた対策会議を13日に開催する予定だが、年末にかけてさらに増加するのではないかという見方もある。具体的な対処法が無いだけに、警察でも対応に苦慮しているようだ。

《石田真一》

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