飲酒から2人死傷の多重衝突に発展

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13日未明、兵庫県尼崎市内の名神高速道路下り線で、酒気帯び状態のドライバーが前方のクルマに追突し、これを横転させるという事故が起きた。この横転したクルマに別の後続車が激突し、後続車を運転していた39歳の男性が死亡している。

兵庫県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは13日の午前1時35分ごろ。尼崎市武庫之荘8丁目付近の名神高速道路下り線で、59歳の女性が運転する乗用車に後方から走ってきた別のクルマが追突した。

女性のクルマは衝突の弾みで中央分離帯側に押し出され、縁石に乗り上げて横転。走行車線側を滑走した。横転するクルマには後方から走ってきた別の乗用車が回避の間もなく激突。勢いで側壁などにも当たって大破した。

この事故で横転したクルマに乗っていた女性が頭に軽傷を負って病院に搬送。女性のクルマに激突して大破した後続車を運転していた39歳の男性は全身を強く打ち、間もなく死亡した。

警察では最初に事故を起こした35歳の男から事情を聞いていたが、この男からアルコール臭のすることに警察官が気づき、アルコール検知を実施したところ、呼気1リットルあたり0.3ミリグラムのアルコールを検出したため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

今後は業務上過失致死傷容疑でも逮捕し、一連の事故を起こした責任を問う方針だ。男は警察の調べに対し、1時間ほど前まで酒を飲んでいたことを認めている。

《石田真一》

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