飲酒運転の発覚恐れて逃走、10分以内に3件の人身事故

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北海道警は16日、酒気帯び状態でクルマを運転し、他車と正面衝突する事故を起こしたとして30歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

男は直前に発生した2件の連続ひき逃げに関わった疑いがもたれており、警察では男を厳しく追及する方針だ。

北海道警・(札幌)東署の調べによると、一連の事故は15日の深夜、極めて短時間のうちに集中して発生した。15日の午後11時20分ごろ、札幌市東区北11条東7丁目付近の道道交差点を横断中の47歳男性が減速しないで進入してきたクルマにはねられた。男性は腕の骨を折る重傷を負っている。

さらに2分後、北13条東8丁目付近の交差点を横断していた20歳の女性が暴走してきたクルマの直撃を受け、腰の骨を折る重傷を負った。いずれの事故でもクルマは現場を猛スピードで走り去った。

そして午後11時30分ごろ、北19条東8丁目付近の道道で対向車線に逸脱してきたクルマと、25歳の男性が運転するクルマが正面衝突する事故を起こした。この事故で両車ともフロント部分が大破し、走行できなくなった。

25歳の男性は顔などに軽傷を負い、対向車線側に逸脱したクルマを運転していた男は酒気帯び運転などの容疑で現行犯逮捕された。

警察で男のクルマを検証したところ、直前に2件のひき逃げ事故を起こしたクルマと似通っていることがわかった。このため、男を追及したところ、「飲酒運転の発覚を恐れて逃げている最中に衝突した」と2件の事故に関与したことをほのめかす供述も行った。

警察では男の飲酒状況などについて厳しく追及するとともに、今後は2件の事故で再逮捕する方針だ。

《石田真一》

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