無灯火でパトカーから逃走し、電柱に激突

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16日未明、無灯火状態で走行しているところをパトカーに発見され、停止を命じられた乗用車が逃走し、約4km先で事故を起こした。この事故で乗用車を運転していた22歳の男性が脳挫傷などが原因で死亡している。

このクルマが猛スピードで逃げ続けていたことや、他のクルマを真ん中に挟む状況となったため、パトカーは途中で追跡を中止していたという。

兵庫県警・有馬署の調べによると、事故が起きたのは16日の午前2時15分ごろ。これより5分ほど前の午前2時10分ごろ、神戸市北区有野中町1丁目付近の県道交差点を走っていた同署のパトカーが無灯火状態のまま走行する1台の乗用車を発見した。

このクルマが信号待ちで停車しようとした際、パトカーは無灯火であることを告げ、運転者に対してクルマをそのまま止めているように命じた。

しかし、クルマはその指示を無視して急発進。無灯火のまま100km/hまで加速して走り去った。パトカーはすぐにその後を追ったが、途中で2台のタクシーが割り込む形となったために追跡を断念。

そのまま走っていたところ、発見した現場から約4km離れた神戸市北区道場町平田付近の国道176号線でこのクルマが電柱に激突して大破した状態となっているのを発見した。運転していた22歳の男は衝突の際に頭を強打し、間もなく死亡した。

クルマは緩い左カーブを曲がりきることができず、中央分離帯に接触した後、反動で左側まで弾き飛ばされ、電柱に激突したらしい。

警察では「追跡は危険を感じたために途中で中止している。夜間に無灯火のまま走り続けるクルマは危険であり、他者に危険を与える可能性が高いという意味では停止命令を行うのは適正と考える」とコメントしている。

《石田真一》

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