体調悪化? 82歳運転のクルマが転落

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16日午後、山形県上山市で軽自動車が農業用のため池に転落し、このクルマを運転していた82歳の男性と、同乗していた77歳の女性が死亡するという事故が起きた。

警察では男性が運転を誤るなど、何らかの原因で転落した可能性があるとして調べを進めている。

山形県警・上山署の調べによると、事故が起きたのは16日の午後4時から5時の間ではないかとみられている。同日の午後5時ごろ上山市小穴付近に住む50歳の男性から「82歳の父親が運転する軽トラックが農業用ため池に転落した」との110番通報が寄せられた。

警察では消防に救助を要請。消防隊員が現場に急行し、窓ガラスを割るなどして乗っていた2人の救出を進めた。このクルマに乗っていた82歳の男性と77歳の女性は午後6時までに助け出されたが、収容先の病院ですでに死亡していたことが確認されている。

現場は未舗装の道沿いにある農業用のため池。池の周囲は約400mだが、転落防止用の柵などは設置されていなかったという。

警察では17日午前から現場検証を行うとしているが、男性は農作業の際には毎日この道路を通っていたとされており、運転を誤る可能性は低いとみられている。このことから警察では男性が体調不良などで意識を失い、それが原因で道路を逸脱・転落した可能性も高いとみて、男性の持病などについても調べを進めていく方針。

《石田真一》

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