「逃げなきゃならない理由」があった?

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26日未明、島根県安来市でパトカーに追跡されていた軽自動車が路外に逸脱して横転し、運転していた28歳の男性が死亡するという事故が起きた。警察では速度超過によるハンドル操作ミスが事故の原因ではないかとしている。

島根県警・安来署の調べによると、事故が起きたのは26日の午前0時35分ごろ。これに先立つ午前0時30分ごろ、安来市安来町付近をパトロールしていた同署・地域課のパトカーが一時停止標識を無視して交差点を減速無しで通過した軽自動車を発見。マイクを使って停止を呼びかけた。

軽自動車は一旦はこれに従う姿勢を見せたが、パトカーが減速を開始した時点で逃走を開始。そのままスピードを上げて走り去った。パトカーは赤色灯とサイレンを使用した状態ですぐに追跡を開始。マイクを使って「止まりなさい」と呼びかけながら走った。

逃走する軽自動車は80km/h前後の速度で走っていたが、安来市西恵乃島町付近の県道を走行中に左カーブを曲がりきれずに直進。道路右側にある縁石に乗り上げた後に横転。横倒しになったまま数メートル転がり続けた。

運転していた28歳の男性は病院に搬送されたが、全身を強く打ったことが原因で収容先の病院で死亡した。

警察では「150m以上の間隔をおいて追跡しており、追跡中に危険が生じる状況ではなかった」とコメント。捜査の正当性を訴えている。

死亡した男性が逃走を試みた理由はわかっていないが、警察では「一時停止違反だけではなく、他にも何らかの違反行為があったのではないだろうか」と分析している。

《石田真一》

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