『タント』の最大のセールスポイントは、軽自動車ながら、小家族ならファーストカーとしても充分に使えるほどの豊かなスペースユーティリティだ。
軽のボンネット付きミニバンの中で最大のスペースユーティリティを実現するため、ダイハツの軽ミニバン『ムーヴ』のパワートレインやフロアを流用しつつも、ディメンションの見直しを徹底的に行っている。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm。ムーヴに比べて全高が95mm高く、ワンボックスタイプを除いた軽ミニバン中、もっとも高いルーフを持つ。
ホイールベースもムーヴ比で50mm拡大され、2440mmに。これはリッターカーのトヨタ『ヴィッツ』の2370mmをも大きくしのぐ数値だ。室内容積は実に国産の1.5リットルクラスと同等となる、3.5立方メートルを確保している。