日本自動車工業会が発表した10月の自動車生産実績は、前年同月比2.2%増の93万2088台となり、2カ月連続でプラスとなった。1月からの累計は860万3263台で、1000万台突破は微妙だ。
車種別では、乗用車が前年同月横ばいの76万6024台で4カ月ぶりのプラスだった。小型車は同12.9%減と大幅に落ち込んだものの、軽自動車が同14.6%増、普通車が同8.0%増となったため。軽自動車は、国内市場に各社が新型車を投入したため、大幅に増えた。
トラックは同14.5%増の16万317台で、10カ月連続のプラス。排ガス規制強化で、関東地方を中心に新車への代替えが進んだのが主因だ。バスは同7.8%減の5747台。
10月の国内需要は同3.9%増の46万543台。輸出は同2.9%増だった。