ダイムラー・クライスラーの合併を巡る裁判始まる

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1998年に、旧ダイムラーベンツが、旧クライスラーを合併した際に、投資家に合併の内容をきちんと説明していなかった、として訴えられていた裁判の審理が、1日、米デラウェア州の裁判所で始まった。

訴えを起こしたのは、アメリカ人投資家のカーク・カーコリアン氏。現ダイムラー・クライスラー会長のユルゲン・シュレンプ氏は、2社の対等合併だと主張していたが、実際は吸収合併で、株主として損失を被ったとして、30億ドル(3300億円)の損害賠償を求めている。

ダイムラー・クライスラーは、同様の訴えを別の投資家グループからも、起こされていたが、8月に3億ドル(330億円)の賠償金を支払うことで和解していた。しかし、ダイムラー・クライスラーが、責任を認めないかたちでの和解であったため、カーコリアン氏は、これに応じなかった。

カーコリアン氏側は、「単純な、古くさいかたちの詐欺」と非難しているが、ダイムラー・クライスラー側は、「きちんと説明した」と、双方の主張は平行線のまま。裁判は、今月17日に、結審する予定。

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