クルマの傷の恨みは騒音で返す---近所迷惑な女

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奈良県警は9日、隣の家に住む子供がキャッチボールで暴投したボールが当たりクルマを傷つけたことを根に持ち、約3年間に渡って隣家へ大音量でラジオを流すなどの嫌がらせを行っていた47歳の女を傷害容疑で逮捕した。

奈良県警・奈良署の調べによると、隣家への嫌がらせで逮捕されたのは、奈良市内に住む47歳の女。この女は10年ほど前に隣家に住む子供がキャッチボールを行った際、暴投したボールが敷地内に駐車していたクルマに当たってボディが損傷したことなどに腹を立て、言いがかりを付けるなどの嫌がらせ行為を続けていた。

しばらくはその程度で済んでいたが、3年前からは嫌がらせ行為が徐々にエスカレート。女は自宅のキッチン付近に複数のラジオや目覚まし時計を並べ、それを隣家に向かって早朝から深夜まで大音量で流し続けた。

隣家だけでなく、近所の住民から「うるさいから何とかしてくれ」と110番通報が相次いだが、警察官が家を訪問しても居留守を使うなどして、家から一歩も外に出ようとはしなかった。

最初は1台だったラジオはその後の数年間で複数台に増加。隣家の住人は激しい騒音被害によって慢性頭痛の症状を訴え、警察に傷害の被害届を提出。奈良署ではこれを受けて今年11月下旬に家宅捜索を実施し、女が嫌がらせ用として所有していたラジオ6台、目覚まし時計9個を押収している。

しかし、女は新たにラジオを購入し、同様の行為を続けようとしたため、警察はこの女を傷害容疑で逮捕した。

警察の取り調べに対し、この女は「私はラジオを聴いていただけ。その場にいる私がうるさいとは思っていないのに、周囲がうるさいと文句を言うのは私に対する個人攻撃だ」などと開き直り、容疑を認めていないという。

《石田真一》

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