気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年12月17日付
●ホンダ、飛んだ(読売・1面)
●トヨタ、フォードに並ぶ、来年の生産台数700万台超えに、日本初(読売・8面)
●日産ディーゼルに産業再生(読売・8面)
●トヨタ問題漏洩、販売会社におわび行脚、再編計画に冷や水(朝日・12面)
●トヨタ、電話相談、年中無休に(朝日・13面)
●ピックアップトラック、日本メーカー攻勢、米市場に続々参入(毎日・8面)
●警視庁 異例の注文、旧陸運局不正車検事件、書類の保管7年間に延長、威圧には通報を(東京・31面)
●円と元、リスクに挑む、トヨタの謝罪、対話不足、摩擦の温床(日経・1面)
●経団連、ベースダウンも視野、来春闘の指針発表(日経・5面)
●違法駐車、民間が摘発、クルマ社会 罪と罰(日経・43面)
ひとくちコメント
今年もあと2週間余り。きょう17日はホンダ、19日にはトヨタ自動車がマスコミ媒体を対象とする「年末会見」を予定しているが、その席で取り沙汰されそうな話題も目立つようになった。
明るいニュースではきょうの読売が「トヨタグループの来年の生産台数が700万台を超える見通しで、フォードと並ぶ」と報じたのをはじめ、ホンダは「自社開発したジェットエンジン搭載の小型ビジネスジェット機のテスト飛行を開始した」と発表、きょうの各紙が取り上げている。
半面、朝日はトヨタの試験問題漏洩の続報で「販売会社にお詫び行脚」と報じたほか、日経は連載企画「円と元」のなかで、トヨタが中国で軽率な広告を掲載したことに触れて「トヨタの謝罪」を取り上げている。業績は絶好調のトヨタだが、今回は張冨士夫社長以下の“お詫び会見”になりそうだ。