【新聞ウォッチ】トヨタ張社長が詫び状…試験問題漏洩で受験辞退者に

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年12月19日付

●走るロボット、ソニーが開発、発売(読売・1面)

●トヨタ世界2位確実、2004年生産計画、「グループで700万台超」発表(読売・10面)

●欧州、販売自由化で競争激化、車価格も「統一」狙う。進む販売網見直し、「後発組」に追い風(朝日・12面)

●トヨタ、習熟給と役割給、来年4月に新設(朝日・13面)

●整備士試験問題漏れ、社内に「監査組織」(朝日・13面)

●来年の新車販売数、2年連続増見込み、自工会見通し(毎日・8面)

●試験問題漏洩張社長が謝罪、「受験辞退の3291人に手紙を」(東京・8面)

●セブンイレブン、エクソンと組み複合店、来春から、GS内に(日経・15面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車はきょう19日午後、都内のホテルで在京のマスコミ媒体を対象とする「年末会見」を予定しているが、それに先駆けてきのう18日はお膝元の名古屋で張冨士夫社長らが記者会見を行った。

きょうの各紙が取り上げているが、「生産・販売とも700万台を超える計画」を打ち出した来年の見通しとともに、話題が集まったのが「検定試験問題の漏洩」だった。その席で張社長は来年にも社内の法令順守(コンプライアンス)体制を日常的にチェックする社内監査組織を設ける考えを示した。

トヨタは法令順守を徹底させるため、現在企業行動倫理委員会を設置しているが、今回の漏えい問題を受けて、再発防止に向けての取り組みを強化する。監査組織には法曹関係者ら外部人材の登用も検討しているという。

一方、辞退した受験者3291人には張社長が手紙を書くほか、受験料の負担など何らかの形で誠意を示すことを明らかにした。

《福田俊之》

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