MGローバー、暗いクリスマス

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MGローバー、暗いクリスマス
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経営再建中の自動車メーカー、MGローバーにとって、今年のクリスマスは、あまりおめでたいものではなさそうだ。自動車の販売不振が原因で、生産調整のために12月中旬から1月5日まで、ロングブリッジ工場を閉鎖するからだ。

同社の西欧での11月の自動車販売台数は、前年同期比15.5%の7736台と大幅に落ち込んだ。イギリス国内では、30%もの落ち込みを示している。その理由の一つには、労働者の年金基金は赤字を抱えたままなのに、経営陣が自分たちの年金基金に巨額の資金を追加した問題がある。

経営者への批判が高まり、労使紛争が激しくなり、会社の先行きに対する不安から、同社のクルマを避ける消費者が増えたため、販売台数が落ち込んだと見られている。

さらに、同社がインドのタタ社の車を輸入して販売する際の契約を巡り、同社と提携関係にあったMVI(Motor Vehecle Industries)社が裁判を起こしていることもわかった。タタ社との契約が進むにつれて、提携関係のあったMVIを意図的に回避して、MVIに損害を与え倒産させた、というのが訴えの理由だ。MVIは、5800万ポンド(110億円)の損害賠償をMGローバーに対して求めている。

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