日本自動車工業会が発表した11月の自動車生産実績によると、四輪車生産実績は前年同月比3.5%減の86万5115台で、3カ月ぶりに前年同月を下回った。ただ、1月から11月までの累計生産実績は943万3273台で、2003年暦年で2年連続で1000万台突破は確実な情勢。
11月の国内生産の内訳は、乗用車が同7.7%減の70万8757台で、3カ月ぶりにマイナス。小型車に加えて、普通車が低迷したのが主因だ。
トラックは首都圏のディーゼル排ガス規制などの規制特需で、国内販売が好調に推移していることから同23.1%増の15万1057台だった。普通トラック、小型トラック、軽トラック全て好調で、とくに普通トラックは同33.2%増の6万5747台だった。
11月の国内需要は同4.8%減の45万7577台、輸出は同4.2%減で、国内生産は低調だった。
1月から11月までの累計は同0.4%増の946万8378台で、暦年で1000万台達成は確実だ。