14台が巻き添え---ドライバーの意識障害が原因か

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6日午後、神奈川県寒川町内の県道で普通トラックが前方を走るバイクに激突するという事故が起きた。

トラックはバイクを引きずったまま約200mを暴走。その間にクルマ13台と衝突を繰り返して1人が死亡、14人が軽傷を負った。警察では業務上過失致死傷容疑でトラックを運転していた61歳の男性から事情を聞いている。

神奈川県警・茅ヶ崎署の調べによると、事故が起きたのは6日の午後5時40分ごろだという。寒川町大曲付近の県道で、61歳の男性が運転する3トントラックが、前方を走る33歳男性の運転する原付バイクに激突した。

バイクは衝突の弾みで転倒したが、トラックはそのままスピードを落とさず走り続け、バイクと男性を下部に挟み込んだ状態で蛇行しながら暴走。路線バス1台を含む11台と次々に衝突。弾き飛ばされたクルマがガソリンスタンドに突っ込み、給油中のクルマ2台を横転させるなど、結果として13台が関係する多重衝突事故となった。

この事故でバイクに乗っていた男性が死亡、乗用車の運転手ら14人が軽傷を負った。

警察ではトラックを運転していた男性から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いているが、男性は事故を起こしたことすら認識していないという。この男性には意識障害を引き起こす持病があることが確認されており、警察では在宅のまま男性の取り調べを続けるとしている。

《石田真一》

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