【デトロイトショー'04速報】逆黒船?---日系ピックアップにメディアが反応

自動車 ニューモデル モーターショー
【デトロイトショー'04速報】逆黒船?---日系ピックアップにメディアが反応
【デトロイトショー'04速報】逆黒船?---日系ピックアップにメディアが反応 全 5 枚 拡大写真

今年のデトロイトオートショー(デトロイトモーターショー、19日まで)で何よりもメディアの関心を引いているのは、日本のメーカーが揃ってフルサイズピックアップの分野に挑戦した、ということだ。

【画像全5枚】

日産はすでに『タイタン』を発売、トヨタは『タンドラ』を、ホンダもコンセプトながらピックアップを公開した。

ピックアップトラックは「オールアメリカンカー」とも呼ばれる、ビッグ3の独占市場である。しかも、このところのインセンティブなどで乗用車の利益幅は薄く、ピックアップとSUVがかろうじて採算の取れるドル箱となっている。

そこへ日本の「ビッグ3」が揃って参入、というのだから「日本からの本格的な攻撃が始まった」という印象を与えるのは仕方ないかも知れない。テレビの三大ネットワークやCNNは揃って危機感をあおる報道だった。

アメリカではミニバンでも日本メーカーの参入により大きく市場を食われた、という実績がある。最後の砦とも言えるピックアップへの日本のメーカーの挑戦、ホンダでは「アメリカントラックのシェアを奪うのではなく、新しいニーズを生み出すためのツール」と説明しているが、警戒感は薄まりそうもない。

ただしこれら日本メーカーのピックアップはすべてアメリカ国内での生産が基本で、輸入車ではない。だからアメリカの「国産車」とも呼べるのだが、日本メーカーのバッジをつけたフルサイズピックアップへの反感は強そうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. マルチスズキ、ジムニー5ドアの輸出が10万台突破…最多出荷先は日本
  4. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
  5. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る