【デトロイトショー'04速報】クライスラー『タウン&カントリー』…ウッソー!

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【デトロイトショー'04速報】クライスラー『タウン&カントリー』…ウッソー!
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まるで手品のように、一瞬にしてシートが消えてしまったクライスラー『タウン&カントリー』! フルフラットというより「室内に何もなくなってしまう」というほどのすごいアイディア。

外観だけをチラッと見るだけでは、マイナーチェンジかと思ってしまうタウン&カントリー。だが、400ミリオンダラー(約440億円)を投じて、しかも18カ月というクライスラー史上稀に見る短期間で、新生ミニバンのプラットフォームと新型シート格納システムを完成させてしまった。

1983年、あのリー・アイアコッカ社長時代に新世代のアメリカンビークルとして、クライスラーがこの世に送り込んだのが、「ミニバン」カテゴリー。これまでクライスラー社だけで1000万台のミニバンを販売してきた。

だが最近、米ビック3各社の古典的ミニバンに対して、トヨタ『シエナ』、日産『クエスト』などアグレッシブ系ミニバンが台頭。本家クライスラーの売り上げが伸び悩んでいた。そこで、一気に巻き返しを狙い開発に没頭したのが、今回のワザ。

3列目シートが床下収納される車種は他社でも存在するが、凄いのは2列目。足元の大きなハッチが開いたと思ったら、椅子自体が前転しながらあっという間に格納されてしまった。3列シートのアレンジは、都合256通りにも変化してしまうのだ。

この優れモノ、もちろん兄弟車ダッジ『キャラバン』も備える。両モデルとも05年モデルとして大きな期待をもって市場投入される。

《桃田健史》

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