フォード初のクロスオーバーSUV、『フリースタイル』が誕生した。この2年ほどで一気にブームとなったクロスオーバーSUVカテゴリー。その定義は様々だが、一般的には「乗用車ベースでオンロード重視イメージの複合デザインSUV」と言われる。
フォードラインアップでいうと、トラディショナルな4×4路線の『エクスプローラー』とは異質な設計理念を持つことになる。フリースタイルは、FF(前輪駆動)用プラットフォームを新登場セダン『ファイブハンドレッド』と共用で、ホイールベースは2車同値の2867mm。
全長5075mm×全幅1854mm×全高1649mmの全体フォルムは、ライバルと目されるニッサン『ムラーノ』のようなエンターテイメント性を追求せず。その名の通り、乗り手自身が自由に使いこなすことを強調するかのようだ。
オールアルミのパワーユニットは200馬力2967ccV6・DOHCで一本化。ZFバタービア社のCVTで変速。4WD車の設定もある。
インテリアは、ファイブハンドレッドをよりスポーティなイメージへ拡張。3列シートの2列目、3列目に座ってみると座面がとても自然で、足元は広く、開放感があるうまい造り。
また、フリースタイルは「いざ」という時に強い! フォードグループ傘下のボルボと共同でセイフティを徹底検証。シャーシ構造はもとより、SIPS(サイドインパクトプロテクションシステム)等、最新鋭デバイスで安心ドライブを約束する。
ナチュラルテイストの新世代SUV、フリースタイル。05年モデルとして全米投入される。