【新聞ウォッチ】トヨタ世界2位、でも張社長の発言は……

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【新聞ウォッチ】トヨタ世界2位、でも張社長の発言は……
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年1月23日付

●トヨタ世界2位。販売台数昨年見通しでフォードを抜く(読売・10面)

●イラクで三菱車販売検討(読売・10面)

●「環境企業」に支援の輪、各行が取り組み、低利融資や助言上業務(朝日・10面)

●トヨタ、本業の収益、GMしのぐ、フォード3位転落、「拡大」の失敗響き、反転攻勢、厳しく(毎日・8面)

●名古屋駅前の豊田・毎日ビル、26日に起工式(毎日・26面)

●トップインタビュー、改革に挑む:トヨタ自動車社長・張冨士夫社長「ロボット開発で競争力強化」(産経・9面)

●マツダ、米国販売強化へ4割増を目指す(産経・9面)

●天然ガス車、急速普及もスタンド足りない(東京・22面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の昨年の世界販売台数が米フォードを抜き、米ゼネラル・モーターズ(GM)に次ぐ初の世界2位に躍り出た。

しかもGMやフォードなど米ビッグスリーは利益の大部分を本業外の金融部門が稼いでいるのに対し、トヨタは自動車販売に徹して2兆円に迫る経常利益を稼いでいる。本業の収益では世界トップのGMもしのぐ勢いだ。

きょうの日経が1面トップで報じているのをはじめ、毎日なども1面と経済面に書き分けており、産経は張冨士夫社長の単独インタビューとセットで掲載している。

この中でも、張社長は「うちの業績が目立っているのはあくまでも相対的な問題。周りがたまたま『谷』の状態にあるということだ」と謙虚に語っている。また、年末の会見でも「フォードの背中ははるか先にある」と慎重な発言をしていた。

これらは米国との摩擦を意識したもので、「フォードの数字は、傘下のマツダを含んでいない」(広報部)など、世界シェアなどに関しては相手を刺激しない“気配り”コメントが目立つ。

《福田俊之》

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