【TRDターボ】二面性をもつ『イストTRDターボ』

自動車 ニューモデル 新型車
【TRDターボ】二面性をもつ『イストTRDターボ』
【TRDターボ】二面性をもつ『イストTRDターボ』 全 4 枚 拡大写真

『ist』(イスト)にTRDのボルトオンターボを装着したコンプリートカー『イストTRDターボ』。そのパワーを体感できるのは、ターボの特性上やはり3000rpm付近から上の領域となっている。

高速道路の合流やなどの時に必要な加速性能は、標準車よりも格段に鋭くなっているが、日常の使用状況ではそのポテンシャルを発揮する機会は少ない。ただし積極的に低いギアを選んで走れば、常にターボが効く領域でスポーティな走行ができる。

そして逆に普段の使い方では、ターボをあまり効かせることなく走れば、燃費の悪化を防ぐことができるのだ。TRDのデモカーの実測値では10・15モード燃費は、リッターあたり14.5kmとノーマルの16.4kmに比べ思いのほか影響は少ない。

また、コンプリートカーに組み込まれている、TRDのサスペンションもスポーツ走行時にはロールを抑え安定感は高い。それでいて一般道の走行中は、大きな段差を越える時には硬さを感じるときもあるが、通常の路面であれば乗り心地も悪くはない。

『イストTRDターボ』は走りを楽しみたいときには、ターボのパワーを存分に利用して、スポーティな走りを実現し、普段は普通のコンパクトカーとして誰でも気軽に乗りこなすことができるという、うれしい二面性を兼ね備えたクルマだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る