スズキ、マルチ社への投資を拡大

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スズキは、インドの子会社、マルチ・ウドヨグ社への投資を拡大する。自動化設備の投入など工場の近代化に最低でも100億円を投入。さらに、今後、新機種を投入するごとに、1機種あたり100億−150億円を投入していく。

同社は2002年にマルチ社への出資比率を、50%から54.2%に高め、実質的な支配権を獲得した。これにともない、2003年は、マルチ社の体質改善に着手。サプライヤーの数を、386社から200社程度に集約したほか、正規社員のうち、ベテランを中心に1000人近くを希望退職で削減した。賃金体系も見直し、固定費の圧縮を図っている。

今後は、溶接の自動化設備を投入するなど、近代化を図る方針。「今までは、賃金が安いのでロボットを使わなかったが、これからは、品質を安定させることを優先して自動化・機械化する」(鈴木修会長)という。

マルチ社の2003年の生産実績は38万6700台。需要が伸びるなかで、40万台も間近に控え湖西工場並みの規模の工場になるという。現行の主力車は数世代前の『アルト』(現地名マルチ800)だが、新規投資により、新型車を積極投入していく方針だ。

《編集部》

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